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2019.02.19

不定形でつぶれやすい食品を優しく把持/ニッタ

 ベルトコンベヤーなどを製造販売するニッタは、食品向けロボットハンド(グリッパー)「SOFTmatics(ソフマティックス)」を3月に発売する。同社はアーム先端のハンドなどを自動交換する装置など、ロボット関連の製品も製造するが、グリッパーを発売するのは今回が初。
 ソフマティックスの爪には食品衛生法に適合した柔らかい樹脂を使用。独自設計の機構により、不定形でつぶれやすい対象物を優しく、つまむように把持できる。直径20mmから140mmまでの対象物に対応する。
 ラインアップは3種類で、包む、挟む、つまむと対象物に応じた使い分けが可能。ねじやボルトがなく工具なしで脱着できるので、準備作業が簡単な上、脱落したねじが食品に混入する心配もない。

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