段階的に学ぶAIで、ロボットシステムの調整時間を10分の1に/三菱電機
三菱電機は2月13日、独自の人工知能(AI)技術「Maisart(マイサート)」を改良し、機械学習の一種である「強化学習」にかかる時間の大幅短縮を実現したと発表した。
改良されたAIでは、複雑な学習内容を細かく分けて単純化し、段階的に学習する。産業用ロボットの自動経路生成に応用すれば、まずはアームの大まかな動作経路を自動生成し、次により短時間で作業できるようその経路を修正する。2段階に分けることでシステムの立ち上げ作業を効率化でき、人が経路を最適化する場合と比べて調整時間を10分の1に短縮できた例もあった。