安川電機は、スポット溶接向けロボットシリーズ「MOTOMAN-SP」に、高速での作業に特化した「MOTOMAN-SP180H-110」を追加した。
　最大可搬質量180kgの「MOTOMAN-SP180H」をベースに開発し、可搬質量を110kgまで下げた代わりにアームがより機敏に動く。アームが届く範囲は2702mmと変わらず、軽い溶接用スポットガンで広範囲に溶接する作業を効率化できる。
　他にも、バッテリーからの電力供給なしでモーターの動きを監視できるため、バッテリーが不要で交換の手間や費用がかからない、ケーブルの本数が少なく立ち上げやメンテナンスがしやすいなどの特徴も備える。また、制御面では同社開発の新型コントローラー「YRC1000」に対応。YRC1000はコンパクトながら制御の精度が高い。