AGVが「グッドデザイン賞」を受賞/村田機械
物流システムや工作機械、繊維機械など多様な事業を手掛ける村田機械(京都市伏見区、村田大介社長)は2019年10月2日、無人搬送車(AGV)「Premex XIO(プレメックス・ジオ=写真)」が19年度の「グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。
プレメックス・ジオは18年9月に発売した小型のAGV。幅700mm、全長985mm、高さ350mmで、最大1tのパレット(荷台)の積載に対応する。低床で機体サイズもコンパクトなので生産設備の間や下の狭い空間でも、最高で毎分120mの速度で走行できる。また、一つの制御システムで複数台のAGVの全体的な運用ができるため、生産能力の増強や繁閑に合わせた運用台数の調整が簡単で、柔軟性が高いのも特徴だ。
多品種少量生産が進む製造現場において柔軟性の高い搬送システムを構築できる点や、視認性に優れたサイン表示などのデザインが評価され、今回のグッドデザイン賞の受賞に至った。