20年度は減収も増益を達成/安川電機
安川電機は4月9日、北九州市八幡西区にある本社で会見を開き、2021年2月期の決算を発表した。会見は新設の研究開発拠点「安川テクノロジーセンタ」で行われ、小笠原浩社長と村上周二専務執行役員が出席。東京本社ではテレビ会議方式で発表した。
今年度の売上収益の見通しは前期比10.3%増の4300億円、営業利益は同54.5%増の420億円とした。村上専務は「第1四半期は20年度第4四半期の期末需要の勢いを受けて高い水準を予想するが、例年、年央にかけて売上がだれる傾向がある」と説明した。営業利益は、為替の影響や売り上げ増による利益増を要因に148億円の増加を見込む。
また、今回のコロナ禍の影響を受けて、中期経営計画「Challenge(チャレンジ)25」を見直した「チャレンジ25 Plus(プラス)」を発表。対象の期間を19~21年度から1年延長して22年度までとし、売り上げ目標は5400億円から4700億円に修正。営業利益率の目標は13%を維持しつつ、700億円から610億円に修正した。
(ロボットダイジェスト編集部 松川裕希)