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2024.03.11

エアグリッパーとTIG溶接パッケージをUR+に認証/ユニバーサルロボット

 デンマークの協働ロボットメーカーのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は、北川鉄工所のエアグリッパー「NTS311」(=写真左)と板金加工機械の専門商社ファブエース(横浜市都筑区、浅野慎一郎社長)のティグ(TIG)溶接支援ロボットシステム「Co TIG Welders(コ・ティグ・ウェルダーズ)」(=同右)の2製品をUR公認の周辺機器「UR+(プラス)」に認証した。

 NTS311をUR+製品として認証したのは2月29日。NTS311は把持力と繰り返し精度の高さに特徴を持つ。本体質量が1.21㎏と軽量でコンパクトながら最大5.92㎏の可搬質量に対応でき、限られたスペースでも対象物の搬送が可能だ。先端の爪をワンタッチで交換できる省段取りグリッパーを使えば、段取り替え(セッティングの変更)の時間を短縮できる。

 3月4日に認証したコ・ティグ・ウェルダーズはURの協働ロボット「UR5e」とTIG溶接に必要な機器をパッケージ化したシステムだ。UR5eには溶接用アプリケーション「URCap」があらかじめインストールされている。ロボット操作の経験が浅いオペレーターでも溶接作業の設定がしやすく、少量多品種生産の現場にも適用しやすい。

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