独EMO展で発表、ハードとソフトの両面から自動化を支援/ヤマザキマザック
「使いやすい」自動化システムを提供
機械正面をフラットに
EMOの目玉は、新型の複合加工機「INTEGREX(インテグレックス) i-Hシリーズ」。
「インテグレックス i-450H ST」「インテグレックス i-200H ST」の2機種を披露した。中でもi-450H STは、自走式ロボットや各種ストッカーで構築した独自開発の自動化セルと組み合わせ、一つの自動化システムとして展示した。
複合加工機とは、「旋削加工」と「ミーリング加工」という異なる2つの加工法を1台に集約した工作機械を指す。インテグレックスシリーズは、マザックの代名詞とも言える主力の複合加工機だ。今回新たにi-Hシリーズをラインアップに加え、EMOが開幕した19年9月16日から全世界で発売した。
i-Hシリーズの最大の特徴は、自動化ニーズに対応するための機械デザインを採用したこと。ロボットが機械の加工エリアにアクセスしやすいよう、機械正面を凹凸の少ないフラットなデザインにした。
EMOに先立って同月4日に本社で開いた記者発表では、岡田常務執行役員は「自動化システムとしても、機械単体としても使い勝手がよい」と語った。