生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

2018.12.24

韓国の工作機械メーカーがロボ参入を表明/現代ウィア

 韓国の大手自動車メーカー、現代(ヒュンダイ)自動車グループで自動車部品や工作機械などを製造販売する現代ウィア(昌原市、キム・ギョンベ最高経営責任者<CEO>)は11月1日、自社の従業員向けに開いたイベントの中で、ロボット市場に参入する計画を明かした。
 
 ロボット市場への参入にあたり、同社はこのほど、工作機械の研究センター内にロボット開発チームを設立した。2020年までに、安全柵なしで設置できる協働ロボットを開発する。
 
 協働ロボットを皮切りに、将来は物流向けのロボット分野にも参入し、ロボット事業の拡大を目指す。

 11月1日に開いた従業員向けイベントでは、自社の新しいビジョン「WIA, The Next Solution(ウィア、ザ・ネクスト・ソリューション)」を発表。中長期的な成長を達成するため、環境に配慮した自動車部品の製造や、モノのインターネット(IoT)技術を生かしたスマートファクトリー(次世代工場)技術の開発などに取り組む。ロボット市場への参入も同ビジョンの一環。このイベントにはキムCEOを含め、約300人の従業員が参加した。

TOP