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2025.04.21

27年に物流拠点1000カ所への導入目指す/GROUND

 GROUND(グラウンド、東京都千代田区、宮田啓友社長兼最高経営責任者<CEO>)は4月16日、都内で事業戦略説明会を開催し、今後の事業方針などを説明した。同社は独自の倉庫運用管理システム「GWES(グラウンド・ウェアハウス・エクセキューション・システム)」や自律移動型搬送ロボット(AMR)「PEER(ピア)シリーズ」などを使って倉庫の自動化・デジタル化を手掛ける企業。
 GWESのこれまでの導入実績は90カ所だが、今年中に累計400カ所、2027年には累計1000カ所への導入を計画する。「現在は日本通運や花王などの大手企業の導入が多いが、今後は欧米など海外にも進出し、また国内の中小企業にも裾野を広げたい。30年には企業内の複数の物流拠点だけでなく、顧客企業間でも情報連携して高度な全体最適化を図る『オープンプラットフォーム化』を目指す」と宮田CEOは語る。

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

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