ロボットメーカー6社が基礎技術研究で連携/ROBOCIP
川崎重工業、デンソー、ファナック、不二越、三菱電機、安川電機の6社は8月7日、産学連携により産業用ロボットの基礎研究を行う技術研究組合「産業用ロボット次世代基礎技術研究機構(略称ROBOCIP=ロボシップ)」を設立したと発表した。
産業用ロボットの基礎技術に関してはまだまだ未知の領域が多いが、メーカー1社1社が基礎技術の研究に割ける人員や予算は限られる。そこで、各社が連携することで、個々に行うよりも充実した基礎研究を可能にする。
設立は7月10日で、研究の実施期間は2020年度から24年度までの5年間。ファナック常務理事の榊原伸介技監が理事長を務める。
「モノのハンドリングおよび汎用動作計画に関する研究」「遠隔制御技術に関する研究」「ロボット新素材とセンサー応用技術に関する研究」の3テーマで研究。ロボットの未活用領域を開拓できる要素技術の確立を目標とする。