中小企業基盤整備機構（中小機構）近畿本部は10月19日、中小製造業へのロボット導入支援を始めると発表した。

　ロボット導入のためのセミナーや見学会、個別助言を実施する。熟練作業者の勘やコツをデジタル制御で再現するロボット導入をきっかけに、デジタル技術やデータの活用で事業を変革するデジタル・トランスフォーメーション（DX）の実現を目指す。
　支援の第一弾として、ロボット導入に関するセミナーと見学会を実施する。ロボット導入のメリットや事前のチェック項目を紹介するとともに、会場となる企業の工場やショールームで実機の見学もできる。

　全４回で参加費は無料。第１回は11月17日に高丸工業（兵庫県西宮市、高丸正社長）、第２回は12月３日に宮脇機械プラント（兵庫県明石市、岡本淳社長）、第３回は12月15日にHCI（大阪府泉大津市、奥山剛旭社長）、第４回は2021年１月21日に東洋理機工業（大阪市西淀川区、細見成人社長）で開催する。

　セミナーに参加した企業のうち、ロボットの導入をより具体的に検討したい中小企業にはアドバイザーを派遣。導入に向けた構想づくりなどの助言を行う。
　
　参加申し込みや詳細情報は中小機構近畿本部のホームページから。