ロボット向け非接触電力伝送ロータリージョイントを共同開発／豊橋技術科学大学、近藤製作所
豊橋技術科学大学の田村昌也教授らの研究チームと、産業用ロボット向けFA機器を製造販売する近藤製作所は７月31日、非接触電力伝送型のロータリージョイントを共同開発したと発表した。
現行で主流のロータリージョイントは接触式のスリップリングを使用している。電力供給や信号のやり取りを行う際、ロボットの急激な動作によりノイズが発生し、摩耗によって耐久性が低下するなどの課題があった。今回、非接触電力伝送機構の開発により、一般産業用機器の制御に採用されているDC電圧24Vを維持した状態で、12W（DC-DC効率70％）の出力と、高い耐久性を実現した。
この製品は10月18日～21日に愛知県のポートメッセなごやで開催される「メカトロテックジャパン（MECT）2023」で展示予定。
