[ショールーム探訪 vol.22]“共創”拠点を設けたデベロッパーの決意に触れた/野村不動産「TechrumHub」(1/3)
実際の物流施設内に設置
75社が参画
まずは、テクラムや施設の概要についての説明を受けた。
テクラムは幅広い業種の企業が参画するコンソーシアムだ。参画企業はピッキングや仕分け、梱包などの各種ロボットや専用機、それらをまとめた統括的なデジタル技術など物流の自動化や省人化に向けたソリューションを扱うメーカーだけでなく、通信事業者や金融、リース会社など多岐にわたる。
21年4月に開始し、今年2月時点では75社が参加している。
国内では、電子商取引(EC)サイトの需要拡大などで物流量が増加し続ける一方、トラック運転手や倉庫内作業員などの人手が不足する。
物流業界の大きな課題に対して、野村不動産は荷主企業とソリューションの提供企業を結び付けるテクラムを始めた。倉庫内作業の自動化や省人化を中心に、その前後にあたるトラックの運搬時のデジタル化を含め、生産性を上げる提案をする。