協働ロボットの軌跡精度を高める機能を開発/ABB
スイスの大手ロボットメーカーのABB(日本法人=東京都品川区、ロイック・ペコンドン‐ラクロワ社長)は9月25日、協働ロボット「GoFa(ゴーファ)」シリーズで使用できる新機能「Ultra Accuracy(ウルトラアキュラシー=超高精度)機能」を開発したと発表した。
GoFaシリーズのオプションとして提供するもので、同機能を使用した場合の軌跡精度は0.03mm。市販の他社製協働ロボットと比較して約10倍(同社調べ)の軌跡精度を実現できるという。
「産業分野では最大許容誤差は縮小の一途をたどっており、そのため市場では極めて正確な作業をこなすことのできるロボットのニーズが高まっている。ウルトラアキュラシー機能は電子機器や自動車、航空宇宙、金属加工などの業界における協働ロボットの利用に幅広い可能性を開く」とABB協働ロボット部門責任者のアンドレア・カッソーニ氏は言う。
また、オフラインでプログラミングしてシミュレーションした動作を忠実に再現できるため、現場でのシステム調整の手間も省ける。