[エディターズノートvol.6]景気は底を打った!
景気は底を打った。日本ロボット工業会の四半期統計を見ると、2022年1~3月期から受注額は右肩下がりが続いていたが、24年4~6月期は上昇に転じた。まだまだ低い水準で、前年同期比ではいまだマイナスだが、24年1~3月期と比べると13.7%も増加した。
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景気は底を打った。日本ロボット工業会の四半期統計を見ると、2022年1~3月期から受注額は右肩下がりが続いていたが、24年4~6月期は上昇に転じた。まだまだ低い水準で、前年同期比ではいまだマイナスだが、24年1~3月期と比べると13.7%も増加した。
ロボットダイジェストの記者が読者に代わってショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。26回目は、物流や小売り向けの自動化システムを開発・販売するROMS(ロムス、東京都品川区、前野洋介社長)が東京都大田区に開所した平和島ラボを紹介する。倉庫のワンフロアを貸し切ったショールームでは自動倉庫をはじめとする自動化設備のデモを見学できる。
シャープは8月26日、「スリム型スタッカー自動搬送ロボット」の受注を開始したと発表した。材料や仕掛品の入った箱を標準仕様で4箱、拡張仕様で8箱まで積載できる多段式の搬送ロボットで、製造装置との間で箱を受け渡す移載ユニットも搭載する。移載ユニットは箱を吸い着けるバキューム式の他、アームで持ち上げるフォーク式も用意した。横幅700mmのスリムな本体設計で、幅900mmの狭い通路も走行できる。
最近よく聞く言葉だけど、「それどんな意味?」と聞かれたら自信を持っては答えにくい――。そんな言葉はありませんか? 新連載コラム「いまさら聞けないキーワード」では、そんなロボット業界のキーワード・新ワードを紹介します。今回は、ロボットの「目」になる3Dビジョンセンサーです。
制御機器を中心に取り扱うファクトリーオートメーション(FA=工場自動化)商社の特電(静岡県沼津市、加藤秀敏社長)。システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)として、FA商社の強みを生かした自動化システムの構築に取り組む。加藤社長は「両輪の強みを生かして、『ワンストップカンパニー』を目指す」と話す。
ドイツに本社を置く真空機器メーカー、シュマルツの日本法人社長に小野雅史氏が就任した。就任日は7月1日。まずは2024年いっぱいをかけて、前任のゲッテゲンス・アーネ現会長の業務やこれまでの基盤を引き継ぐ。その後は、以前も海外メーカーの日本法人を率いていた経験を生かして、新たな取り組みにも着手する構想を立てている。小野社長は「海外メーカーの優れた生産財を紹介することで、品質や生産性向上などの面から国内製造業に貢献したい」と意気込む。
ロボットのシステムインテグレーション(SI)に関する基礎知識を紹介する本連載企画。今回からは、ロボットを導入する企業の担当者・生産技術者や、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)に「保有してほしい能力」を解説する。今回はまず、1つ目の「問題点顕在化能力」について取り上げる。
マブチモーターは8月14日、フランジ(取り付け用のつば状の部位)が40mm角のブラシレスモーターを開発したと発表した。サイズはコンパクトだが、高出力モデル(ロングタイプ)では100Wのモーター出力を実現した。機電一体構造で駆動回路を内蔵する。
カワダロボティクス(東京都台東区、川田忠裕社長)は、同社のヒト型ロボット「NEXTAGE(ネクステージ)シリーズ」を使ったアプリケーション(活用法)の開発と提案 に力を入れる。さまざまなアプリケーションを開発し、動画などを通して同製品を採用するメリットをアピールする。「ネクステージ はヒト型で2本のアームを持ち、頭部ステレオカメラや手先のハンドカメラなども備えるため、単体でもできることが多い。その特徴を生かせばシステム全体の構成はシンプルにでき、手間やコストを抑えられることをアピールしたい」と藤井洋之営業部長は言う。
FUJIは8月9日、グループ会社の子会社でタイで事業を展開するFUJIマシーン(タイランド)の建屋を拡張し、「FUJIマシーン・アジア・イノベーション・センター」を開設したと発表した。電子部品実装ロボットの最新機種を用いた生産フロア自動化システムのデモンストレーションなどを展示する。