[人事]ファナック、12月20日付
ファナックが2018年12月20日付で人事異動を行った。※カッコ内は前職、部長は省略〔ロボット事業本部ロボット機構開発研究所〕副所長兼スポット溶接ロボット開発兼製造統括本部長補佐(要素技術開発)井林純◇ハンドリングロボット開発(スポット溶接ロボット開発)丹野善博◇スカラ・ゲンコツロボット開発(ハンドリングロボット開発)滝川隆士
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ファナックが2018年12月20日付で人事異動を行った。※カッコ内は前職、部長は省略〔ロボット事業本部ロボット機構開発研究所〕副所長兼スポット溶接ロボット開発兼製造統括本部長補佐(要素技術開発)井林純◇ハンドリングロボット開発(スポット溶接ロボット開発)丹野善博◇スカラ・ゲンコツロボット開発(ハンドリングロボット開発)滝川隆士
ソフトウエアを開発・販売するゼネテック(東京都新宿区、上野憲二社長)は、産業用ロボットのティーチングソフト「Robotmaster(ロボットマスター)」の日本語最新版である「Version7.0」(バージョン7.0)を1月16日に発売した。従来はロボットマスターの動作プログラムの作成に同社が販売するCAD/CAMソフト「Mastercam(マスターキャム)」の機能を使っていたため、ロボットマスターを使用するにはマスターキャムの導入が必須だった。バージョン7.0はロボットマスターに動作プログラムの作成機能を組み込んだため、単体で使用可能。他にも、周囲との衝突を回避する機能などを改良した。ロボットマスターは米国Hypertherm(ハイパーサーム)が開発。パソコン上で動作プログラムを作成できるので、専用の操作盤でロボットに動きや姿勢を直接記憶させる必要がなく、ロボットを長時間止めずに済む。
「第18回光・レーザー加工展(フォトニクス)」など3つの展示会が12月5日~7日、千葉市美浜区の幕張メッセで開かれた。会場で来場者の注目を集めたのは、ロボットを活用した実演だ。溶接や塗装加工の分野では産業用ロボットを早くから活用してきた歴史があり、知見やノウハウも多い。これら分野の最新提案から、今後の産業用ロボットの動向を探ってみたい。
FUJIは1月10日、3次元データを活用したサービスを提供するラティス・テクノロジー(東京都文京区、鳥谷浩志社長)と共同で、自動化設備の導入を効率化するプラットフォーム「e-Sys(イーシス)」の開発を進めていると発表した。イーシスはロボットシステムの構築を担うシステムインテグレーター(SIer)向けのプラットフォーム。ロボットや周辺機器など、自動化に必要となるさまざまな製品の3次元データを入手できる。データを組み合わせることで自動化設備の構成や動作を仮想空間上でユーザーと共有でき、認識違いによる手戻りをなくせる。
ロボットコントローラーを製造するMUJIN(東京都墨田区、滝野一征最高経営責任者〈CEO〉)は1月10日、工作機械製造大手のオークマへコントローラーのOEM供給を開始したと発表した。
CNC旋盤に内蔵するためのロボット「ARMROID(アームロイド)」と、自動化システム一式をコンパクトにパッケージ化した「STANDROID(スタンドロイド)」のコントローラーに採用された。狭い機内でも周囲にぶつからない経路をコントローラーの人工知能(AI)が自動で作成するため、ロボットに動作を教え込むティーチングが最小限で済む。
アームロイドは加工物の付け外しや、機内の洗浄など複数の工程を1本のロボットアームで担う。スタンドロイドは加工材料のストッカーとロボットが一体化したユニットを機械の横に設置し、電源とネットワークケーブルをつなぐだけで自動化システムの据え付けが完了する。
1月11日に都内で、ロボット関連3団体の新春賀詞交歓会が開かれた。冒頭のあいさつで、日本ロボット工業会の橋本康彦会長(川崎重工業取締役)は「今年は前年比4%増の1兆500億円の受注を期待する」との見通しを発表した。
1月1日、ロボットのレンタル事業などを手掛けるオリックス・レンテックの社長に小原真一(おばら・しんいち)氏が就任した。1982年慶応義塾大学商学部卒。同年オリエント・リース(現オリックス)入社。2011年事業投資本部副本部長。2015年近畿営業本部副本部長。16年執行役、17年グループ関西代表。山口県出身。1960年生まれの58歳。井尻康之前社長は執行役員会長に就任した。
新春企画の第2弾は、ファナックの稲葉善治会長兼最高経営責任者(CEO)への特別インタビュー。工作機械用CNC(数値制御)装置および産業用ロボットの世界的なメーカーとして知られるファナック。同社はCNC装置や産業用ロボットの他に、製造業向けのモノのインターネット(IoT)プラットフォーム「FIELD system(フィールドシステム)」を提供している。前編では稲葉善治会長兼最高経営責任者(CEO)に、ロボット産業の現状などを聞いた。後編では、ファナックの具体的な取り組みや展望を語ってもらった。
キャプテンインダストリーズ(東京都江戸川区、山下宏社長)は1月中旬、スカラタイプの搬送ロボットシステム「ゼロボット」の国内出荷を開始した。ゼロボットは加工材料や工具などを収納する壁面ラック(棚)とロボットアームを一体化したシステムで、可搬重量 は100kg。100kg可搬のロボットシステムは機械本体より大きくなることも珍しくないが、ゼロボットの設置面積は1121mm×1348mmと非常にコンパクト。既存の工作機械に後付けもできる。壁面ラックは水平回転し、裏表の両面が収納として使える。ロボットが片面のラックを使っている間に、人が反対側に材料をセットできる。
新春企画の第2弾は、ファナックの稲葉善治会長兼最高経営責任者(CEO)への特別インタビュー。製造業の自動化を追求する同社は、工作機械用CNC(数値制御)装置および産業用ロボットでトップクラスのシェアを誇る世界的メーカーだ。CNC装置や産業用ロボットの他に、製造業向けのモノのインターネット(IoT)プラットフォーム「FIELD system(フィールドシステム)」も提供する。稲葉会長兼CEOに、同社のロボット事業やIoT戦略について語ってもらった。