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大手ロボットメーカー幹部が未来を語る【後編】/RTJ2022「スペシャルセッション」

ロボット業界のフロントランナーが顔をそろえたスペシャルセッションは来場者の関心が高く、立ち見客も多くいた。登壇者自身にとっても業界の動向を知る機会であり、他の登壇者の発言時にメモを取る様子も見られた。「これからのロボットの使い方」とのメインテーマに基づく3つのお題のうち、後編では「ロボットの活用領域は広がる?」と「未来に向けたロードマップ」について、登壇者それぞれの主張を要約して紹介する。

大手ロボットメーカー幹部が未来を語る【前編】/RTJ2022「スペシャルセッション」

3日間で合計4万1880人の来場者を集めた「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2022」。会場では連日、そこかしこで製品や技術がPRされたが、とりわけ多くの来場者の関心を集めたのが、会期初日の6月30日に開催された主催者企画「スペシャルセッション」だ。ファナックや安川電機、デンソーウェーブ、ABBの大手ロボットメーカー4社の幹部が参加。「これからのロボットの使い方」をメインテーマに、それぞれのロボットメーカーが思い描く未来像を語った。

新会長にABBマリーナ・ビル氏、副会長にファナック山口賢治社長を選出/国際ロボット連盟

ドイツに本部を置く国際ロボット連盟(IFR)は6月28日、新会長にABBのマリーナ・ビル氏、新副会長にファナックの山口賢治社長を選出したと発表した。ビル氏はABBのロボティクス事業のグローバルマーケティング&セールス部門を統括し、同分野で25年以上の経験を持つ。ビル氏は「IFRを会長として率い、業界に奉仕することを光栄に思う。IFRのメンバーの信頼と支援に感謝する」とのコメントを発表した。

[コラム] ロボット導入がもたらすもの

昨年、米国のマネジメントサイエンス誌にある論文が掲載された。「The Robot Revolution: Managerial and Employment Consequences for Firms」(ジェイ・ディクソン、ブライアン・ホン、リン・ウーによる共著)、無理矢理日本語に訳せば「ロボット革命:企業における経営と雇用の帰結」といったところか。1990年代半ばから20年分ほどのカナダ統計局の公開データを使い、ロボットの導入と雇用の関係を分析した力作である。

世界最大級のロボット展に出展/Mech-Mind

中国のビジョンシステムメーカー、Mech-Mind(メックマインド)ロボティクスが、6月21日~24日に開催された世界最大級のロボット展「automatica(オートマティカ)2022」に出展した。オートマティカは2年に一度、西暦偶数年にドイツのミュンヘンで開催される世界最大級のロボット展。3次元(D)カメラの「Mech-Eye(メックアイ)」に加え、3Dビジョンセンサーを活用したピッキングシステムなどを展示した。同社は3Dビジョンを使ったロボットシステムを、包括的に提案できることが特徴。例えばバラ積みピッキングでは、ピッキングの対象物の位置を自動で認識し、ロボットの動作プログラムの生成まで、コードを使わずに対応できる。

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