生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

特集・トピックス

RECENT POSTS

協働型に30kg可搬登場! パレタイズに使いやすく/安川電機

安川電機は8月22日、これまで10kg可搬と20kg可搬で展開していた協働ロボットのラインナップに、30kg可搬の「MOTOMAN(モートマン)HC30PL」を追加した。パレット(荷役台)に段ボール箱などの荷物を積みつけるパレタイズ作業の自動化を意識した製品だ。段ボール箱は人手でも扱える20kg以下であること多いが、ハンドの重量も考慮するとロボットには20kg以上の可搬質量が求められる。また、パレットのサイズは1100mm程度が多い。そこで、30kg可搬でリーチ長1600mmのモートマンHC30PLを開発した。

埼玉県が29日にロボティクスセミナー開催/埼玉県庁

埼玉県は8月29日、さいたま市内の大宮ソニックシティ会議室で「第1回ロボティクスセミナー」を開催する。同県では県内の圏央鶴ヶ島インターチェンジ付近のエリアに「SAITAMA(サイタマ)ロボティクスセンター(仮称)」の整備を進めている。今回のセミナーは2026年のセンター開所に向けて開催するもので、ロボットの開発を手掛ける企業やロボットを活用する企業などを対象とする。サイタマロボティクスセンターについて紹介する他、東京大学大学院の永谷圭司特任教授が「フィールドロボットの研究開発事例とテストフィールドの重要性」について講演する。

物流自動化の局面を変えねば、やがて廃れる/ギークプラス 加藤大和社長

物流ロボットを製造する中国メーカーの日本法人、ギークプラス(東京都渋谷区)が経営方針の転換を進めている。今年4月に就任した加藤大和社長の下、世界でトップクラスのシェアを持つ無人搬送車(AGV)「EVE(イブ)」などのハードウエアの提供にとどまらず、倉庫の管理システムなどソリューション事業にも注力し始めた。加藤社長は「物流自動化は次の局面を迎えている。旧態依然の販売方法のままでは、業界全体が廃れる可能性がある」と警鐘を鳴らす。

ねじ締めロボットを安川電機と共同開発/日東精工

日東精工は10月1日、「ねじ締めロボットSR825ARシリーズ」を発売する。安川電機の垂直多関節型ロボットと日東精工のねじ締めドライバーを融合したシステムで、ロボットのコントローラーでねじ締めドライバーまで一括制御できる。ロボット側の位置情報と、ねじ締めドライバーのトルク(回す強さ)の情報を組み合わせることで、従来は検知が難しかった雌ねじの加工不良や、長さ違いのねじ混入による締付けミスも検出できる。

飲料補充ロボットを量産開始、ファミリーマート300店舗に/Telexistence

Telexistence(テレイグジスタンス、東京都中央区、富岡仁最高経営責任者)は8月10日、コンビニエンスストアでペットボトル飲料などの品出しをするロボット「TX SCARA(TXスカラ)」の量産を開始し、ファミリーマートが主要都市圏で展開する300店舗に導入すると発表した。8月下旬から順次導入を進める。

TOP