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特集・トピックス

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多関節ロボットによるプレス間搬送を高速化/アマダプレスシステム

アマダプレスシステム(神奈川県伊勢原市、堀江喜美雄社長)は4月12日、多関節ロボットプレスラインシステム「ARPAS(アルパス)」を発売した。複数のプレス機と多関節ロボットで構成される生産ラインでは、従来はプレス機のスライドが上がりきった後にロボットで加工対象物(ワーク)を搬送していた。アルパスでは、プレス機とロボットを協調制御し、動作をオーバーラップさせながらワークを搬送することで、生産のタクトタイムを短縮した。

販売拡大へ向けトレーニング施設や協業体制拡充/プレミアエンジニアリング

プレミアエンジニアリング(千葉県船橋市、松本大亮社長)は、協働ロボットメーカーの台湾テックマンロボットの代理店の一つだ。正規代理店としては後発だが、実はテックマンとの関係は国内のどの代理店よりも古いという。同社は今年3月、本社併設で関東初となるテックマン公認トレーニングセンターを開設した。「他にも多様な企業と協業してさまざまな取り組みを進めており、販売拡大を一気に加速させたい」と松本社長は語る。

協働ロボットで麺ゆでの自動化を提案/富士工業所、プレミアエンジニアリング

富士工業所(東京都荒川区、渡辺恭介社長)とプレミアエンジニアリング(千葉県船橋市、松本大亮社長)は4月上旬、ロボットを使った自動麺ゆでシステムの共同提案を始めた。富士工業所はゆで麺機など厨房機器のメーカーで、プレミアエンジニアリングは台湾の協働ロボットメーカー、テックマンロボットの一次代理店。

安川電機の売上高が過去最高。今年度も増収増益予想

安川電機は4月8日、北九州市八幡西区にある本社で会見を開き、2022年2月期の決算を発表した。売上高は過去最高の4790億円を記録した。同社は国際財務報告基準(IFRS)を採用しており、21年度の売上高に当たる売上収益は前年同期比22.9%増の4790億8200万円を記録。19年2月期の4746億円を上回り、過去最高となった。また、営業利益は同94.5%増の528億6000万円で増収増益だった。

宇宙作業用ロボットアーム・ハンド開発を継続受託/アストロスケール

人工衛星を開発・製造するアストロスケール(東京都墨田区、小山貴義社長)は4月4日、経済産業省から「令和3年度補正宇宙開発利用推進研究開発(宇宙船外汎用作業ロボットアーム・ハンド技術開発)」を受託したと発表した。昨年受託した「令和2年度補正宇宙開発利用推進研究開発」からの継続受託となる。

エンジニアリング会社を譲受、世界をリードするラインビルダーに/日本共創プラットフォーム

日本共創プラットフォーム(JPiX、東京都千代田区、冨山和彦社長)は4月1日、享栄エンジニアリングの事業を譲受したと発表した。JPiXの100%子会社として新会社テルミックス(岡山県総社市、沼田俊介社長)を設立し、テルミックスが享栄エンジニアリングを吸収分割することで事業を引き継ぐ。同日からテルミックスとして事業を開始した。

マグネットグリッパーに新バリエーションが登場/シュンク・ジャパン

シュンク・ジャパン(東京都品川区、星野泰宏社長)は3月31日、磁力で物を吸い付けて持ち上げるマグネットグリッパー「EMH」に新バリエーションを追加したと発表した 従来から販売する単極の「EMH-RP」に加え、双極の「EMH-DP」と4極のEMH-MPを新たに発売した。EMH-DPはばら積みピッキングに最適で、側面もマグネットになっているため壁際の小物部品も把持できる。EMH-MPはシート材などのハンドリングに最適で、 4 段階の把持力制御により、極薄鋼板も扱える。

惣菜製造に一石投じる! 唐揚げやポテサラ用ロボ本格導入へ/日本惣菜協会ほか

日本惣菜協会(会長・平井浩一郎ヒライ社長)を中心に開発を進めていた複数の惣菜業界向けロボットシステムが3月末までに、相次いで本格的に生産現場に導入された。同協会などは3月29日に記者会見を開き、唐揚げを弁当詰めするロボットやポテトサラダを容器に盛り付けるロボットを実演。平井会長は「会員各社は人手不足に困窮し、わらにもすがる思いでロボットを使った自動化に期待している。惣菜業界が変わる」と期待を示した。

生産設備や生産ラインの3次元シミュレーターを発売/三菱電機

三菱電機は3月29日、生産設備や生産ラインの3次元(D)シミュレーター「MELSOFT Gemini(メルソフトジェミニ)」を発売すると発表した。発売日は4月28日。メルソフトジェミニは、デジタル空間に3Dで構築した生産設備や生産ラインの動作や制御などを事前に机上で検証でき、生産設備や生産ラインの立ち上げ時間の削減に貢献する。同製品を制御動作シミュレーター「メルソフトシミュレーター」や機器に直接接続することで高速で通信できるため、検証の精度が向上した。生産設備の異常動作を検知したデータを波形表示などさまざまな方法で表示するため、異常の原因がわかりやすくなる。また、本体に内蔵した約2500種類の機器パーツを、3D画面上にドラッグ・アンド・ドロップするだけで、生産ラインのレイアウトを構築できる。

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