生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

[特集 工場物流を刷新せよ!vol.6]配膳ロボットを工場に/三機・大野精工

搬送を自動化するマテハン機器は、コンベヤーや無人搬送車(AGV)、自律走行型搬送ロボット(AMR)などがある。技術商社の三機(名古屋市熱田区、木島正人社長)は、一風変わったAMRを工場向けに提案する。それは、飲食店などでも使われる配膳ロボットだ。料理の代わりに、加工した部品を載せて運べると考えた。大野精工(愛知県西尾市、大野龍太郎社長)の本社工場に納入し、加工エリアから検査室への搬送に役立てている事例を紹介する。

[特集 工場物流を刷新せよ!vol.4]ワーク着脱から工場物流まで、変種変量生産の自動化に威力/DMG森精機

自動化システムの製品群を豊富に持つDMG森精機は近年、ワーク着脱から工場物流まで自動化できるソリューションの提案に力を入れている。その中核となるのが、協働ロボットと自社開発の自律走行型搬送ロボット(AMR)を組み合わせた「WH-AMR」だ。WH-AMRは生産ラインの構成や生産形態に合わせて柔軟に運用できるのが特徴で、特に変種変量生産の自動化に威力を発揮する。

[特集 工場物流を刷新せよ!vol.2]「革新の分岐点」作り続ける、ニッチで光る技術を/村田機械 村田大介 社長

マテハン・物流関連システムを専門に取り扱うロジスティクス&オートメーション(L&A)事業部を経営の柱の一つに据える、総合機械メーカーの村田機械(京都市伏見区)。村田大介社長は「ニッチ市場でキラリと光る企業であるには技術開発が大事」と強調する。

[特集 工場物流を刷新せよ!vol.1] マテハンで差を付ける

工場内の物流、つまりマテリアルハンドリング(マテハン)を見直す企業が増えている。自律移動型搬送ロボット(AMR)やロボット自動倉庫など新たなソリューションも普及が進む。マテハンはこれまではあまり目立たない「縁の下の力持ち」的な存在で、古い設備を使い続けている現場も多い。だからこそ、最新システムに刷新するインパクトは大きい。製造業の人材不足は深刻で、工場のあらゆる工程の一層の省人化が求められている。FA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)メーカーもアーム付き搬送ロボットを提案するなど、次世代型のマテハンに着目する。いま熱い注目を集める工場マテハンの最前線を追う。

大幅な増収増益、バーチャル技術の活用を一層推進/平田機工

平田機工は5月25日、都内で2023年3月期の決算説明会を開催した。売上高は前年同期比16.9%増の784億4300万円、営業利益は同53.5%増の59億2000万円、経常利益は同36.3%増の58億200万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同59.2%増の42億6900万円と、大幅な増収増益を達成した。「EV(電気自動車)関連や半導体産業向けが活況で売上高が増加し、内製化推進による原価低減などで利益率が向上した」と平田雄一郎社長は言う。

[注目製品PickUp!vol.53]ソフトで柔軟にシステム構築/モベンシス「WMX3」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連の製品を紹介する「注目製品PickUp!」。今回は、韓国に本社機能を置くソフトウエア企業であるモベンシスの、ソフトベースのモーションコントローラー「WMX3」を取り上げる。専用のハードウエア機器やケーブルが必要なく、モーション・コントロール・システムの構築がハードベースよりも容易になる。日本法人(東京都立川市)の佐藤恭祐社長は「柔軟なシステム構築の他、ハード面の調達リスクの高まりもあり需要が伸びている」と話す。

[注目製品PickUp!vol.52]ハンドの小型化に貢献するモーター/OKIマイクロ技研「サムベリーナ」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連の製品を紹介する「注目製品PickUp!」。今回は、OKIマイクロ技研(福島県二本松市、富澤将一社長)が3月22日に発表した高トルク小型モーター「Thumbelina(サムベリーナ)」を取り上げる。多指多関節のロボットハンドの小型軽量化を実現する製品という。「直径12mmのコアード構造のブラシレスDC(直流)モーターとしては世界最小クラス」と、今後の需要拡大に自信を見せる。

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