フランスに本社を置く電気機器メーカーのシュナイダーエレクトリックは、搬送システム「Lexium（レクシウム）MC12マルチキャリア」を日本市場で発売すると発表した。12月から製品の提供を開始する。

　ループ状にしたレールの上を、リニアモーターで駆動する複数のキャリア（搬送物を載せるスライド台）が走行する搬送システムだ。ベルトコンベヤーなどと違い、キャリアごとに速度や停止位置を個別に制御できる。直線・曲線のレール部品と、キャリアを組み合わせることで自在にシステムを構築でき、設計が容易。ループの内側に配線がはみ出ない省配線設計のため、内側をロボットの設置スペースなどに有効活用できる。同社が提供する遠隔監視サービスなどとも連携が可能。