スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは12月15日、ロボット用コントローラー「OmniCore（オムニコア）コントローラ」にコンパクトタイプの「E10」と多関節ロボット用の「V250XT」を追加した。

　E10は、電子機器を収容する19インチ規格のラックに搭載できるスリムなデザインを採用した。電子機器の小型部品の組み立てなど、高密度の生産ラインや省スペースが求められる現場に適する。
　V250XTは、可搬質量が最大300㎏の多関節ロボットの操作を想定して設計。自動車の製造、物流などさまざまな産業分野に適する。

　両製品は、同社の従来品と比べて消費電力を最大20％削減でき、エネルギー効率の向上に貢献する。