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2022.11.24

連載

アパレル倉庫に物流ロボット、人の「密」も防止/GROUND

物流倉庫向けの自動化システムを手掛けるGROUND(グラウンド、東京都江東区、宮田啓友最高経営責任者)は、都内にあるダイアモンドヘッド(東京都港区、柴田幸一朗社長)の倉庫で物流ロボットシステムの内覧会を開催した。約900坪(約2975㎡)の倉庫内で18台の搬送ロボットが稼働する。各作業者が特定のエリアだけを担うゾーンピッキング方式により、作業者の密集も防ぐ。

都内の物流倉庫に18台を導入

 ダイアモンドヘッドは、アパレル関連のオンライン販売サイトの制作などを手掛ける企業だ。製品の受注から出荷までの物流業務を包括的に請け負うフルフィルメントサービスも展開する。
 東京都江東区と千葉県柏市に物流倉庫を構え、両拠点にGROUNDの自律移動型搬送ロボット「PEER(ピア)」を導入する。

商品をロボットに載せると出荷作業エリアまで搬送してくれる

 10月25日~26日には、2021年4月にロボットを導入した江東区の北砂流通センターを公開した。PEERが18台稼働し、約900坪の倉庫のピッキング作業を3~4人でこなす。

 ロボットは、出荷する商品が保管されている棚の前まで行き、一時停止する。ロボットに搭載したタブレット画面には出荷商品が表示され、作業者がその商品を棚から取って搬送ロボットに載せると、ロボットが出荷作業エリアまで商品を運んでくれる。
 通路が別のロボットや人で通れない場合は迂回するなど、現場に状態に合わせた最速ルートを自動で判断して走行する。商品の大きさに合わせてロボットの棚板の位置は変更できる。

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