6万7000㎡のロボット工場を上海に開設/ABB
スイスの大手ロボットメーカーABBは12月2日、中国の上海市にロボット製造工場を新たに開設した。
敷地面積は6万7000㎡で、投資額は1億5000万ドル(約200億円)。ABBはロボットの現地生産を強化し、世界最大の需要地である中国市場での存在感を高めたい考えだ。新工場には自社のロボット技術やデジタル技術を導入し、柔軟な生産ラインを構築。人工知能(AI)を搭載した知的なロボットでねじ打ちや組み立て、マテリアルハンドリング(運搬)などの作業を自動化する。
また、敷地内には最先端のロボット技術やデジタル技術を研究する研究開発センターも併設した。
ABBロボティクス&ディスクリート・オートメーションプレジデントのサミ・アティヤ氏は「今回開設したロボット工場は、中国のお客さまの持続的成長や労働力不足、雇用創出に応えるための新たなマイルストーン(道しるべ)になる」と話す。
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