生産額8.8%減で11四半期ぶりに前年同期を下回る/日本ロボット工業会
日本ロボット工業会(JARA、会長・山口賢治ファナック社長兼最高経営責任者)は7月27日、2023年4-6月期の会員企業による産業用ロボットの受注額や生産額を発表した。
受注額は前年同期比18.7%減の1967億円と、3四半期連続で前年同期比減となった。
生産額は同8.8%減の2023億円と、11四半期ぶりの前年同期比減に転じた。
出荷額は同7.1%減の2042億円で、総出荷台数は同15.5%減の5万3504台。出荷額は11四半期ぶりに減少し、総出荷台数は2四半期連続で前年同期比減となった。国内向けはこれまで好調だった半導体用に急ブレーキがかかった他、溶接用の勢いが自動車製造業向けを中心に弱い一方、電気機械製造業向けを中心とした実装用が好調に推移した。
輸出額は同10.0%減の1619億円で、輸出台数は同17.8%減の4万4556台。ハンドリングや溶接用で増加したものの、半導体用が大きく減少した他、アジア向け実装用で引き続き減少が見られた。