自動フォークリフトの実証実験を実施/日本ロジテム、ハクオウロボティクス
物流サービスを展開する日本ロジテムと自動フォークリフト(AGF)「AutoFork(オートフォーク)」を開発するハクオウロボティクス(東京都荒川区、鈴木智広最高経営責任者<CEO>)は5月20日、オートフォークを使った自動搬送の実証実験を愛知県稲沢市にある日本ロジテムの稲沢営業所で実施したと発表した。
ハクオウロボティクスのオートフォークは複数種類のパレット(荷役台)を一括で自動認識して搬送するAGFだ。奥行きのあるパレット置き場に対しても、パレットを一度置いた後にさらに奥へ移動させる「二段置き」などの動作ができる。今年秋の発売を予定する。
実証実験では、荷受け作業後の倉庫内への搬送をオートフォークで自動化できるか検証した。まずはオートフォークが複数種類のパレットを自動で認識してストレッチフィルム包装機まで運び、包装終了後に仮置き場に搬送。さらに、仮置き場から110m離れた保管エリアまでパレットを運搬できることを確認した。
今回の実験結果を基にハクオウロボティクスではオートフォークの性能向上を図る。また、両社で現場導入に向けた取り組みをさらに強化する計画だ。