協働ロボットに使える非接触センサー開発、自動化設備の外販も開始/I-PEX
コネクターやセンサー、半導体製造装置などを製造・販売するI-PEXは6月12日、非接触で人を検知できるセンサー「Smart Cloth(スマートクロス)」を開発したと発表した。
15cmの距離があっても検知でき、協働ロボットや、自律移動型搬送ロボットに張り付けることで稼働時の安全性を高められる。電気を通す布素材がベースで、伸縮性や柔軟性が高く、さまざまな形状のロボットに汎用的に使用できる。従来から協働ロボット向けに、接触を検知できるトルクセンサーを販売していたが、非接触でも検知したいとのニーズがありスマートクロスを開発した。
ロボットの他、工作機械などのドアの縁に張り付けて使うこともでき、挟み込みを防止できる。2024年中の発売を予定する。
また、同月19日には自動化設備や金型の外販を開始したと発表した。これまではコネクターなどを製造するため、社内向けに自動化設備や金型を製作してきた。そのノウハウを活用し、社外向けに自動化設備や金型を製造して販売する。