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目玉は自動化! 欧州の工作機械展で最新提案続々と/EMOハノーバー2023

世界最大級の工作機械展「EMOハノーバー2023」が9月18日~23日の6日間、ドイツのハノーバーで開催された。約1850社・団体が出展し、約9万2000人が来場した。「自動化」が今回展の目玉の一つで、出展者各社は人手不足が深刻な欧州市場に向けて多種多様な自動化ソリューションを提案した。

ドリリング・タッピングユニットの自動工具交換オプション発売/スギノマシン

産業機械メーカーのスギノマシン(富山県滑川市、杉野良暁社長)は9月20日、「SELFEEDER DUO(セルフィーダデュオ)」の自動工具交換オプションを発売した。セルフィーダデュオは、汎用性の高いドリリング・タッピングユニットだ。ロボットアームなどと組み合わせると、穴開け加工や穴にねじ溝を刻むタップ加工などを自動化できる。従来は人手で工具交換する必要があったが、新たに自動工具交換装置(ATC)オプションを開発した。

サーボモーター駆動の機内搬送装置を発売/中村留精密工業

工作機械メーカーの中村留精密工業(石川県白山市、中村匠吾社長)は9月14日、複合加工機の機内で加工品の供給や取り出しを自動化する「コンパクトローダーservo(サーボ)」を発売した。同社の複合加工機「MX-100」に搭載できる。高さがMX-100の標準機と変わらないため、天井の高さに制限のある現場でも導入しやすい。

初の社外向け技術展示会を開催/パナソニックホールディングス

パナソニックホールディングスは9月13日・14日の2日間、大阪府門真市の拠点「パナソニック・クロスシー・カドマ」で、技術展示会「Panasonic Corporate R&D Technology Forum 2023(パナソニック・コーポレート・R&D・テクノロジー・フォーラム2023)」を開催した。同社が社外向けに技術展示会を開催するのは初の試み。自律走行型搬送ロボット(AMR)や搬送ロボット向けのソフトウエアの技術提案も見られた。

[注目製品PickUp! vol.58]世界初の空気圧式協働ロボット/フエスト「Festo Cobot」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連の製品を紹介する「注目製品PickUp!」。今回は、ドイツに本社を置くフエストの空気圧式協働ロボット「Festo Cobot(フエストコボット)」を取り上げる。空気圧式の協働ロボットは世界初という。日本法人(横浜市都筑区)のグレゴリシュ・ボクダノヴィッツ社長は「安全で安価、軽くて使いやすい」とフエストコボットの利点を話す。

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