生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

食品

RECENT POSTS

ロボは食品の運搬にとどまらず/FOOMA JAPAN 2022

食品機械の専門展「FOOMA JAPAN(フーマジャパン、国際食品工業展)2022」が6月7日に開幕した。10日までの4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれている。食品業界では人手不足などの問題で、産業用ロボットの普及が急速に進む。従来は、食品を加工する専用機への材料投入や工程間を運ぶなどの用途が多かった。しかし、今回展では、単に運搬を担うだけではないロボットが次々に登場した。

[SIerを訪ねてvol.24]SIerを支える「第三セクター」のSIer/ブイ・アール・テクノセンター

ロボットシステムの設計や構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」。今回は岐阜県や各務原市など38社・団体が出資して設立した「第三セクター」のブイ・アール・テクノセンター(岐阜県各務原市、藤本朗社長)を取材した。主に画像処理システムやソフトウエアの開発を得意とし、新事業などに挑戦するSIerや機械商社、メーカーなどと手を組んで技術開発を支援する。また、2017年に開設した「岐阜県ロボットSIセンター」を生かしてSIerやロボットユーザーの育成に取り組む他、ロボット導入を検討する企業とSIerの橋渡しの役目も担う。

協働ロボットで麺ゆでの自動化を提案/富士工業所、プレミアエンジニアリング

富士工業所(東京都荒川区、渡辺恭介社長)とプレミアエンジニアリング(千葉県船橋市、松本大亮社長)は4月上旬、ロボットを使った自動麺ゆでシステムの共同提案を始めた。富士工業所はゆで麺機など厨房機器のメーカーで、プレミアエンジニアリングは台湾の協働ロボットメーカー、テックマンロボットの一次代理店。

惣菜製造に一石投じる! 唐揚げやポテサラ用ロボ本格導入へ/日本惣菜協会ほか

日本惣菜協会(会長・平井浩一郎ヒライ社長)を中心に開発を進めていた複数の惣菜業界向けロボットシステムが3月末までに、相次いで本格的に生産現場に導入された。同協会などは3月29日に記者会見を開き、唐揚げを弁当詰めするロボットやポテトサラダを容器に盛り付けるロボットを実演。平井会長は「会員各社は人手不足に困窮し、わらにもすがる思いでロボットを使った自動化に期待している。惣菜業界が変わる」と期待を示した。

[注目製品PickUp! vol.40]自作のようなロボットアーム/オリムベクスタ「OVR350K1」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連の製品を紹介する「注目製品PickUp!」。今回は、オリムベクスタ(東京都台東区、木方敬社長)が昨年末に発売した小型の垂直多関節ロボットアーム「OVR350K1」を取り上げる。モーターが共通する製品なら単軸ロボットから5軸のOVR350K1に至るまで、全て同じコントローラーで制御できるなど使い勝手の良さが特徴だ。自作ロボットを検討する顧客にも「ちょうどいい」スペックで、「導入しやすく、業種を問わず幅広い需要があり、潜在需要は非常に大きい」とみる。

[国際ロボット展 特別リポートvol.12]先進技術で全体最適を提案/三菱電機

三菱電機は国際ロボット展(iREX)の会場で、ロボットとFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)製品の高度な連携によるシステム全体の最適化を提示した。メイン展示では一品一様の製品を大量生産するマスカスタマイゼーションをイメージさせ、先進技術を多数盛り込んだティーチングレスロボットなどを展示し、来場者の注目を集めた。

包装機械の横で“新たなピッキング”/JAPAN PACK2022

包装機械業界の展示会「JAPAN PACK(ジャパンパック)2022」が2月15日~18日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれた。包装機械のユーザーである食品や医薬品、生活用品などの業界は人手不足に苦しむ。さらに、新型コロナウイルス禍で工場内での人の密集を避けるためにも、産業用ロボットに注目が集まる。ロボットは包装機械などの専用機に材料や資材を供給することが多く、各社の小間では新たな方法や従来と異なる対象物のピッキングに挑戦した展示が目立った。

[ショールーム探訪vol.4]弱点を打破した、始まりの場所【後編】/ オフィスエフエイ・コム「スマートファクトリー・コンダクター・ラボ(スマラボ)小山」

オフィスエフエイ・コム(栃木県小山市、飯野英城社長)のショールーム「スマートファクトリー・コンダクター・ラボ(スマラボ)小山」。「原点」と飯野社長が言う同施設では、各社のロボットや周辺機器を使った多様なシステムを展示する。それらの展示から、同社の強みが見えてくる。

TOP