[SIerを訪ねてvol.2]3つの要素で新市場を開く【その1】 /バイナス
日本庭園としゃれた社屋
物づくりと人づくりの2本柱
バイナスは①物づくり事業(ロボットFA事業)②人づくり事業(FA教育事業)――の2本柱で事業を展開する。資本金は5000万円で、従業員数は50人。技術出版物の編集や翻訳などを手掛ける東証一部上場のCDSのグループ会社だ。
①はいわゆるSIer事業で、ロボットを使用した各種システムの構築を担う。
②は、主に大学や工業高校といった教育機関向けに、産業用ロボットやプログラマブル・ロジック・コントローラー(PLC)と呼ばれる制御機器の実習装置など、ファクトリーオートメーション(工場の自動化、FA)に必要な技術の実習装置を販売する事業だ。
2017年12月期の売上高は12億2512万円で、その内訳はSIer事業が6割、教育事業が4割だ。グラフからも分かる通り、15年度を境に売上高と経常利益の両方とも右肩上がりで伸びている。