[気鋭のロボット研究者vol.7]「人間のコツ」で、ロボットをもっと器用に【前編】/筑波大学相山康道教授
まずはコツを力学や幾何学モデルで理論化
相山康道教授の研究テーマは、人間が物体を器用に操る際の動きのコツをロボットやロボットハンドで実現すること。具体的には、人間が物を操る時にその物にかかる力を力学や幾何学でモデル化し、ロボットで再現する研究が多い。
数年前から研究室で取り組むのが、ジェンガのブロックの引き抜きだ。
戦績はロボットの1勝44敗
人は触って判断する
相山康道(あいやま・やすみち)
筑波大学 システム情報系 知能機能工学域
1990年3月東京大学工学部卒。95年3月同大学大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。95年4月東京大学大学院工学系研究科精密機械工学専攻助手。99年4月筑波大学機能工学系講師。2015年4月より現職。研究室には壁掛けカレンダーから気に入った風景写真を切り抜いて飾る東京都出身の51歳。
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