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2020.10.28

イベント

ウィズコロナで活況、専門展に見る最新ロボット提案【前編】

新型コロナウイルス感染症の影響で、オンライン版ではない対面型の展示会が延期や中止となる中、名古屋市内でロボット関連の専門展など複数の展示会が同時開催された。コロナと共存する「ウィズコロナ」の時代には、人との接触を減らすためにロボットが重要になるが、会場ではどのような自動化提案が見られたのか? 前編、後編の2回にわたりリポートする。

多くの人でにぎわい

会期3日間で約2万人が来場

 10月21日~23日の3日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで自動車関連の専門展「第3回名古屋オートモーティブワールド」や電子機器製造技術の専門展「第3回名古屋ネプコンジャパン」など、さまざまな分野の展示会が同時開催された。

 会期3日間で約2万人が来場した。コロナ禍以前の展示会をほうふつとさせる活況で、会場は多くの人でにぎわった。

 ロボット関連の専門展「第3回名古屋ロボデックス」も開催され、産業用ロボットや協働ロボット、搬送ロボットなどを使った自動化システムを提案する出展者が目立った。ロボットは経済活動とコロナ対策の両立に役立つだけに、展示システムの周りには多くの来場者が集まった。

ハイウィンはロボットや要素部品を一堂に展示

 直動案内機器やボールねじなどの機械部品メーカーで、ロボットメーカーでもある台湾のハイウィン(日本法人=神戸市中央区、卓永財代表)は、垂直多関節ロボットや水平多関節(スカラ)ロボット、パラレルリンクロボットといったさまざまなタイプのロボットに加え、電動グリッパーや減速機、サーボモーター、サーボドライブ、直動案内機器、ボールねじなどの要素部品も一堂に展示した。

 「ロボットも要素部品も全て内製できるのがわが社の強み。顧客の自動化ニーズに対してオール・イン・ワンで柔軟に対応できる点を、小間全体を通じてアピールした」と中田修由専務は強調する。

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