[特集MECT2021 vol.5]自動化をもっと手軽に!
既設機向けロボットシステムを初披露
現場で役立つ機能が満載
ロボットよりさらに手軽に
ロボットシステムよりさらに手軽な自動化を提案する企業もある。
エンシュウ(3B04)はマシニングセンタ「GE30Ve」に、機内自動搬送装置「E-Loader(ローダー)」を取り付けた「GE30Ve+E-Loader」を初出展した。機内で加工対象物の付け外しや搬送をする装置だ。
E-Loader付きの製品としては2機種目。従来機「WE30Ve+E-Loader」と比べ、軸の最大移動量を拡大し、ワークの可搬質量は従来の5倍の50kgに高めることで、顧客の幅広い自動化ニーズに応えられる。
搬送ローダーの駆動源には、マシニングセンタの駆動機構をそのまま利用する。「ロボットやガントリーローダーでの自動化よりも簡易的で、中小企業でも導入しやすい」と担当者は説明した。
主催社もロボットをアピール
会場内には、出展者だけでなく主催者による展示もある。
1号館の特設会場で実施する主催者企画のコンセプトゾーンでは、「未来を変える新時代の自動化」をテーマに、生産現場に最適な産業用ロボットの活用法や高度化したシステムなどを紹介している。
さまざまな種類の物を持ち上げて運搬するロボットや、中小企業でも導入しやすいシステムなどを4つのゾーンで取り上げる。来場者が直接触れてロボットに動作を教えられたり、ロボットと作業の早さを競える体験ブースを設けた。
同じ1号館には、来年6月30日~7月2日開催の産業用ロボットと自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、RTJ)2022」の出展相談をするためのブースもある。MECT2021と同じ主催者が開催する展示会だ。
「説明を聞くだけ、パンフレットを持って帰るだけでもいいので、まずは気軽にブースまで来ていただければ」と担当者は言う。
(ロボットダイジェストMECT取材班)
特集MECT2021
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