四半期での生産額と出荷額、出荷台数が過去最高を更新/日本ロボット工業会
日本ロボット工業会(JARA、会長・山口賢治ファナック社長兼最高経営責任者)は10月27日、2022年7-9月期の会員企業による産業用ロボットの受注額や生産額を発表した。
受注額は前年同期比10.7%増の2361億円と、2四半期ぶりに前年同期比で増加した。
生産額は同9.2%増の2231億円と8四半期連続で前年同期比増となり、四半期では過去最高だった前期をさらに上回った。
出荷額は同12.2%増の2260億円で総出荷台数は同13.8%増の6万4084台と、いずれも8四半期連続で前年同期比増となり、金額、台数ともに四半期で過去最高を記録した。国内向けは前期と同じく自動車製造業を中心に勢いに欠けるものの、半導体向けや実装向けの好調さは継続した。
輸出は金額が同15.1%増の1779億円、台数が同15.9%増の5万2873台と、金額と台数が前年同期から大きく伸びた。中国単体では前期から引き続き減少したが、アジア全体では同7.6%増の1131億円と増加し、北米向けや欧州向けも好調だった。