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2019.02.23

イベント

大阪でイベントを開催、ロボット関連企業の交流図る/FA・ロボットシステムインテグレータ協会

FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer〈エスアイアー〉協会)は1月29日、大阪市内で「2019 Winter SIer’s Day in Osaka Kansai」を開催した。会員のシステムインテグレーター(SIer)をはじめ、、ロボットメーカーやロボット導入企業・導入検討企業(ユーザー)など110人が参加した。ロボットのメーカーや導入企業によるセミナーやパネルディスカッションが開かれ、ロボット関連企業が広く交流した。

「もうける」をテーマに開催

「どうやってもうけるかは重要なテーマ」と話す久保田和雄会長

 SIer協会は1月29日、大阪市内で「2019 Winter SIer’s Day in Osaka Kansai」を開催した。SIer’s DayはSIer協会が全国各地で順次開催しているイベントで、SIer同士の交流が目的。これまでに東京、名古屋、札幌、仙台でも開催しており、今後広島や福岡でも開催する予定だ。

 SIer’s Dayでは開催地周辺の会員が中心となって企画を考えてきたが、今回初めてロボットユーザーを参加の対象に含めて企画した。SIerとロボットユーザーともにしっかりと利益を生み出すことが大きな課題となっていることから、SIer協会会員を対象とした午前の部は「もうかるSIerのつくりかた」、ユーザーも対象とした午後の部では「ロボットを使ってもうけよう!」をテーマに、セミナーやパネルディスカッションを実施した。

 開会に先立ちSIer協会の久保田和雄会長(三明機工社長)は「今日は大阪らしく、ロボットを使って『もうける』という趣旨のテーマが並ぶ。大勢の方に来場いただいており、有意義な時間となれば幸いだ」とあいさつを述べた。

さまざまな立場で情報交換

大学やSIer、ロボットユーザーなどが意見交換したパネルディスカッション

 「もうける」という共通テーマがありながらも、セミナーの内容はバラエティー豊かで、強く参加者の興味を引いた。
 冒頭では近畿経済産業局の担当者から2018年度と19年度の補助金の制度が説明され、担当者は「大きな投資ほど優遇される。ぜひうまく利用していただきたい」と話した。続いてSIer協会の奥山剛旭広報分科会主査(HCI社長)から協会の活動報告があった。

 午前の部のセミナーはロボットメーカーから2人が講師を務めた。1人目は不二越の国崎晃上席執行役員で「海外のSIer事例ともうかるSIerについて」をテーマに講演。欧米のロボットシステムの価格設定の高さなどを語った。2人目は川崎重工業の真田知典営業企画部長。テーマは「ロボットメーカーが考えるもうかるSIerについて」で、海外の企業を例にとり一度にまとめて設備投資する手法のメリットを紹介した。

 午後の部ではロボットユーザーの成功事例を中心に、パネルディスカッションも行われた。パネルディスカッションでは大学やSIer、ロボットユーザーといった異なる立場の参加者が意見や事例を披露した。

――終わり
(ロボットダイジェスト編集部 松川裕希)


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