例えば、食器や調理器具の仕上げ工程で施す研磨加工を自動化する案件が増えている。
対象物(ワーク)をロボットが把持し、ベルトサンダーに当てて研磨する。もしくは、ワークが大型な場合などは、ワークを固定してロボットに手持ちの研磨機などのハンドツールを持たせて対応する。特に曲面に倣って研磨する際などは、KUKA製ロボットの軌道精度の良さを生かせるという。
小山田社長は「研磨加工は仕上げ工程に多く、品質に直結するため、まだまだ手作業の生産現場が多い。人手不足が加速する中で品質の安定などを目指すと、やはり高度な自動化が必要になる」と話す。