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2023.10.20

協働ロボット向け3D安全センサーを開発/FUJIグループ

 ロボットや電子部品実装機、工作機械を製造、販売するFUJIは10月12日、3D安全センサー「AcroSensor(アクロセンサー)」を開発したと発表した。協働ロボットの使用時に、同製品が人の接近を検知する。国際電気標準会議(IEC)が定める安全センサーの規格認証「IEC61496」「IEC62061」を取得した3D安全センサーは、国内初という。
 グループ会社のエデックリンセイシステム(愛知県豊橋市、服部友彦社長)と共同で開発した。

3次元安全センサー「アクロセンサー」の外観

 通常の安全センサーは2次元方式のレーザースキャナーが多く、人の手先の接近を検知できない。そのため人が手を伸ばせばロボットと接触可能な広範囲を、ロボットの停止領域として設定する。そうするとロボットは停止しやすくなり、生産性が低下してしまう。

 アクロセンサーは、3Dレーダーと独自の探知アルゴリズムを採用する。人の胴体ではなく手先を検知できるため、ロボットの停止領域を狭く設定できる。同製品の受注は11月初旬から開始する。

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