最新の高速・高層自動倉庫クレーンの走行実験を開始/ダイフク
製造業や流通業で使用される高層自動倉庫の保管能力は、国内では数万パレットが一般的だ。しかし、海外では欧米やアジアを中心に、数万から十数万パレットの保管能力を持つ高層自動倉庫のニーズが高まりつつある。
そのため、同社は海外市場での競争力強化に向け、第二高層棟を新設。高さ40mクラスの最新高層クレーンの評価を実施していく。
今年中の販売開始を目標に最新高層クレーンの開発を加速すると共に、軽量化や待機電力の削減、高効率部品の使用などにも取り組み、環境負荷の低減も図る。第二高層棟の延べ床面積は約1300㎡で、投資額は約14億円だ。
イントラロジスティクス事業部門長の信田浩志取締役常務執行役員は「わが社はグローバルでの競争力強化に向け、地域や業種ごとのニーズを捉えた製品開発に取り組んでいる。今後も技術開発を進め、『モノを動かす技術』で世界中のお客さまの多様なニーズに応えていく」と話す。