無人搬送システムを体験できるショールームを開設/eve autonomy
走行機能や操作性などをテストできる
イブ・オートノミーは、自律走行型の電気自動車(EV)を使用した屋内外対応型の無人搬送システム「イブ・オート」を提供する。
今回、竜洋ショールームを開設したのは、静岡県西部に位置する磐田市の本社の倉庫施設内で、ショールームの床面積は約1200㎡だ。来場者は屋内外での無人搬送のデモをはじめ、電動ゲートやシャッターなどの設備との連携、複数台が同時に走行する際の運用方法などを見学できる。また、必要に応じて、イブ・オートの緊急停止や各種操作ツール、障害物を検知して回避するテストなども体験できる。
同社は2022年11月にイブ・オートのサービス提供を開始して以来、主に浜松市浜名区にあるヤマハ発動機の浜北工場での実機見学と、顧客の敷地内でイブ・オートを1日体験できるサービス「1Day体験プログラム」の2つを提供してきた。しかし、浜北工場の実機見学ではイブ・オートの操作やテストができず、1Day体験プログラムは有償である上に準備期間も必要だ。「より手軽にイブ・オートの走行機能や操作性などをテストできる場所がほしい」との顧客要望を受け、竜洋ショールームの開設に踏み切った。
開所式を開催
事業開発部マーケティングループの龍健太郎マネージャーは「日本では、屋外を走行できる無人搬送車(AGV)や自律走行型搬送ロボット(AMR)の実績がまだ少ない。わが社の無人搬送システムがいかに安全で、停止精度が高いのかを竜洋ショールームで体験してもらいたい」と今後の意気込みを語る。
(ロボットダイジェスト編集部 山中寛貴)