製造業向けの提案では、デジタル技術の活用や自動化技術の提案が目立った。
その一つが「次世代ファクトリー」だ。現実の工場設備をデジタルツインで仮想空間に再現し、稼働状況を同期させる。その上で、製造実行システム(MES)や各種設備を制御するプログラマブル・ロジック・コントローラー(PLC)、ロボットなどの生産設備と連携させる。
高度に連携させることで、最適な生産計画の立案や特急案件への臨機応変な対応、生産シミュレーションを基にした異常検知や予知保全などを自動でできる。
会場では、頭に装着する仮想現実(VR)機器を用意。来場者は同機器を通じて、仮想空間上の生産ラインを体感していた。