[エディターズノートvol.8]キラーアプリケーションはこれだ!
マシンテンディングに注目!
協働ロボットのキラーアプリケーション(普及の原動力となる用途)は何だろうか。米国の展示会「IMTS(米国国際製造技術展)2024」でヒアリングしたところ溶接を挙げる企業が複数あったが、日本では工作機械などの加工機に材料(ワーク)を付け外しするマシンテンディングが有力だろう(記事リンク:人手不足に直面! 米国製造業で「自動化は必須」に【前編】/IMTS2024)。
工作機械では生産品目を切り替えるタイミングでワーク固定具(ジグ)などを変更する段取り替え作業が発生する。また切削工具の寿命に合わせてその交換も必要だ。機械の前に立ち、開口部に手を入れて作業をするため、そのエリアを安全柵で隔離する必要がない協働ロボットの方が作業がしやすい。
また、動作速度は速いに越したことはないものの、常に高速動作が求められるアプリケーションでもないため、協働ロボットのデメリットも問題になりにくい。
まもなくJIMTOF
ロボットダイジェストは同展のメディアパートナーであるため、会期中に会場を取材し、会期終了後に展示リポートを公開する。
それだけでなく、実はロボットダイジェストを運営するニュースダイジェスト社は南ホールS3027に出展もしている。展示のメインは工作機械の専門誌「月刊生産財マーケティング」や「JIMTOFガイドブック(月刊生産財マーケティング別冊)」だが、もしブースを見かけたらお立ち寄りいただければありがたい。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)
※「エディターズノート」はロボットダイジェストの編集後記として毎月月末に掲載しています。
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