[ロボットが活躍する現場vol.45]半導体製造装置部品の加工・測定を自動化/公精プラント
加工から測定までを自動化
公精プラントはアルミやステンレス、チタンなどの複合旋盤加工に特化しており、複合NC(数値制御)旋盤やNC旋盤、マシニングセンタを活用する。高い加工精度が求められる半導体製造装置の部品加工が中心のため、3次元測定機を本社工場に2台、第二工場に3台設置する。
「ただでさえ製造業は人手不足だが、わが社が本社を構える長崎県島原市は郊外のため、人材採用が殊更に難しい」と坂本社長は話す。2020年に第二工場を建設したのを機に、人手不足の対策として第二工場内に自動化生産ラインを立ち上げた。
6軸垂直多関節ロボットを導入したことで、これまで人手を使っていたワーク(加工対象物)のローディングやアンローディング、測定機へのワークのセッティングを自動化した。