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プラスチック成形の最新自動化提案/2018名古屋プラスチック工業展

「2018名古屋プラスチック工業展」が10月31日~11月2日の3日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催された。会場では、プラスチックを成形する射出成形機と、成形したプラスチック製品を金型から取り出すロボットをセットで展示するケースが目立った。専用の取り出しロボットを使った提案が多かったが、射出成形機と汎用の多関節ロボットを組み合わせた、プラスチックと金属部品を一体化して成形する自動化システムの展示も注目を浴びた。

桁違いの超多品種・高速処理を物流向けに提案/KyotoRobotics

Kyoto Robotics(キョウトロボティクス、滋賀県草津市、徐剛社長)は、物流業界向けに産業用ロボットを使った「デパレタイジング・ロボット・システム」を開発した。パレット(荷台)やカゴ車などに積まれた段ボール箱をコンベヤーなどに自動で荷降ろし(デパレタイズ)する。デモンストレーションでは、同社が「業界最速」と胸を張る毎時800箱の高速デパレタイズを披露した。独自のビジョンセンサーがこのシステムの肝だ。

[注目製品PickUp!Vol.3]ロボット初心者でも簡単操作/FUJI 「SmartWing(スマートウィング)」【後編】

独自の操作方法で、簡単に動作を入力できるFUJIの「SmartWing(スマートウィング)」。これまでロボットを使ったことのない企業でも導入しやすいよう、ハンドや安全カバーなどの標準的な周辺機器も用意した。「ロボットシステムをすぐに立ち上げ、稼働させられる」と藤田政利技術部長は言う。システムの構築を請け負うシステムインテグレーター(SIer)の負担を軽減できると、SIerからも注目される。

上海に“ロボットがロボットを作る”新工場を建設/ABB

スイスに本社を置く大手ロボットメーカーABBは10月、中国の上海にロボット工場を新設すると発表した(=写真)。1億5000万ドル(約170億円)を投資し、2020年末までに操業を開始する。延べ床面積などは公表していない。新工場には最新のデジタル技術や人工知能(AI)、協働ロボットなどを取り入れ、ロボットがロボットを作る高度に自動化された「未来の工場」を目指す。また、デジタル技術やAIなどを研究する「オンサイトR&Dセンター」も設け、AIの技術開発も加速する。

[注目製品PickUp!vol.3]ロボット初心者でも簡単操作/FUJI 「SmartWing(スマートウィング)」【前編】

電子部品を基板に装着する電子部品実装ロボットで高いシェアを占めるFUJIは、これまで培った技術を応用して2017年に5軸の多関節ロボット「SmartWing(スマートウィング)」を開発した。最大の特徴は、難しかった多関節ロボットの操作を、座標の指示など簡単な設定だけでできるようにしたことだ。

スカラロボット「LSシリーズ」に可搬重量10kgタイプを追加/セイコーエプソン

セイコーエプソンは11月15日、スカラロボット「LS シリーズ」に可搬重量10kg の「LS10」を追加し、国内での受注を開始した。既存の可搬重量3kg、6kg、20kgのタイプと合わせ、計4機種で展開する。LS10はモーターの原点位置を記憶するためのバッテリーが不要で、交換の手間と費用が掛からない。アーム先端にはカメラ用の端子があり、接続が容易。また、ロボットとコントローラーをつなぐケーブルは工具なしで付け外しができ、ロボットの設置や交換がしやすい。

AIやAGV、ビジョンセンサーで協働ロボが進化

安全柵が不要な協働ロボットに、人工知能(AI)や無人搬送車(AGV)、ビジョンセンサーを組み合わせた提案が増えている。これらはいわばロボットの頭脳や足、目であり、ロボットの機能を大きく拡張できる。10月17日~21日の5日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれたイベント「ワールド・ロボット・サミット2018」から、協働ロボットとAIやAGV、ビジョンセンサーを組み合わせた展示を紹介する。

大型グリッパーの導入前テストが可能に/シュマルツ

真空グリッパーメーカーのシュマルツ(横浜市都筑区、ゲッテゲンス・アーネ社長)は11月13日、本社のテストルームにファナックの大型ロボット「M-410iC」を設置したと発表した。M-410iCの可搬質量は500kgで、物流分野で多く活用される多関節ロボットだ。テストルームでは実際に真空グリッパーが使われる現場に近い環境を再現できる

[注目製品Pick Up!vol.2]業界最大35kg可搬はだてじゃない/ファナック「CRシリーズ」【後編】

“緑のロボット”とも呼ばれるファナックの協働ロボット「CRシリーズ」。2015年に発売した「CR-35iA」は最大可搬重量35kgを誇る。また近年は、協働ロボットとモノのインターネット(IoT)技術、人工知能(AI)技術の融合にも力を入れる。「IoT、AIがあれば協働ロボットをより柔軟に運用できる。人・機械・ロボットが連携する世界を実現したい」と稲葉清典専務は言う。

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