台湾テックマンに出資し、提携関係を強化/オムロン
オムロンは10月25日、台湾の協働ロボットメーカーのテックマンロボットへの出資を発表した。出資率は10%で、2021年12月に実施予定。オムロンとテックマンは18年に戦略的提携をしており、テックマンの協働ロボット「TMシリーズ」をオムロンの販売網で世界に販売してきた。
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オムロンは10月25日、台湾の協働ロボットメーカーのテックマンロボットへの出資を発表した。出資率は10%で、2021年12月に実施予定。オムロンとテックマンは18年に戦略的提携をしており、テックマンの協働ロボット「TMシリーズ」をオムロンの販売網で世界に販売してきた。
「時代に逆行しているって言われそうですけどね」と笑うが、その目は自信にあふれている――。自ら音頭を取りデジタルトランスフォーメーション(DX)をグループ内に浸透させた安川電機の小笠原浩社長の次なる一手は、各地に分散している開発機能を一カ所に集約することだった。「現物を見て、触って、議論する。それ無しに物は作れない」と断言する。
キユーピーと調理ロボット事業などを展開するベンチャー企業のTechMagic(テックマジック、東京都江東区、白木裕士社長)は10月26日、「惣菜盛り付けロボット」を共同開発すると発表した。
東京ロボティクス(東京都新宿区、坂本義弘社長)は10月23日、自走式パレタイズロボットの「モバイルグリッパ」を開発したと発表した。同商品は、小規模から中規模の物流施設での短距離配送や仕分け、物品管理を行うロボット。左右のグリッパーが独立して動くため、ロボットが荷物の中心からずれて正対した場合にも、安定してつかむことができる。関節は低温度環境に強い構造になっており、稼働が安定する。
藤田医科大学(愛知県豊明市、湯澤由紀夫学長)と川崎重工業は10月26日、共同でウェブ記者会見を開き、病院内でのロボット運用の実証実験を開始したと発表した。「藤田医科大学病院は手術ロボットには先進的に取り組み、リハビリロボットでも実績が世界に発信されている。今回の実証実験は、スマートホスピタル構想の実現に向けた取り組みの一つ」と湯澤学長は語る。
総合商社の兼松は10月26日、外観検査を自動化するサービス「AIPENET(アイぺネット)」の販売を開始した。人工知能(AI)技術とカワダロボティクス(東京都台東区、川田忠裕社長)のヒト型双腕ロボット「NEXTAGE(ネクステージ)」を組み合わせた自動化外観検査システムを、利用期間に応じて一定額の費用が生じる「まるごとサブスクプラン」として提供する。
システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の業務を支援する――。電子部品実装ロボットメーカーで産業用ロボットメーカーでもあるFUJIは、このコンセプトでSIer向けのデジタルプラットフォーム(基盤)「e-Sys(イーシス)」を開発し、今年4月から運用を始めた。SIerとエンドユーザーとの間で発生する仕様などの認識違いを防ぎ、システムの設計や構築にかかる業務負荷を軽減する。利用者数を今年度中に70社まで増やす考えだ。
FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、会長・久保田和雄三明機工社長)は11月11日、札幌市白石区のアクセスサッポロ小展示室で「SIer’s Day(エスアイアーズデイ) in札幌 ~ロボット導入は簡単なところからはじめよう~」を開催する。ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)同士や、SIerとロボット導入を検討する企業などが交流を図るためのイベントだ。北海道最大級のビジネスイベント「2021北海道ビジネスエキスポ」に合わせて開催する。
自動化関連のシステム開発などを手掛けるGRIPS(グリプス、千葉県流山市、森田康社長)は10月18日、小さなデスクトップ型の垂直多関節ロボット「Dobot(ドゥーボット)MG400」の販売を開始したと発表した。
ASPINA(アスピナ)ブランドで展開するシナノケンシ(長野県上田市、金子元昭社長)は10月21日、同社のロボットハンドがグッドデザイン賞を受賞したと発表した。受賞したのは電動ロボットハンド「ARH350A」。3爪構造でさまざまな形状や姿勢の物をつかめ、ハンドの中心部は中空構造でカメラやセンサー、エアの配線・配管を通せる。審査員からは「作業の自動化や人間との共同作業など、さまざまな応用の可能性を開く優れたデザインである」と評価された。