[2023国際ロボット展リポートvol.22]空圧機器だけじゃない!/SMC、CKD、フエスト
ロボットシステムやFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)システムに欠かせない重要な要素の一つが空圧機器だ。各メーカーは国際ロボット展の会場で最新の空圧機器を展示した。それだけでなく、今回展では空圧と他の技術を最適に組み合わせたベストミックスの提案も目立った。
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ロボットシステムやFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)システムに欠かせない重要な要素の一つが空圧機器だ。各メーカーは国際ロボット展の会場で最新の空圧機器を展示した。それだけでなく、今回展では空圧と他の技術を最適に組み合わせたベストミックスの提案も目立った。
ビジョンセンサーを搭載したロボットシステムが近年増えている。ロボットシステムの自律性や運用の柔軟性を高めるには欠かせない機器だ。ビジョンセンサーや産業用カメラのメーカーも国際ロボット展(iREX)に数多く出展し、それぞれが進化した製品やアプリケーション(活用方法)を披露した。
椿本チエインとKDDIは1月16日、物流倉庫向けの自動化ソリューションを提供する合弁会社「Nexa Ware(ネクサウェア、東京都港区、北村隆之社長)」を設立した。出資比率は椿本チエインが51%、KDDIが49%。4月1日から事業を開始する予定だ。
ロボットや周辺機器は年々使いやすくなっているものの、システムの立ち上げや調整には手間がかかるのが現状だ。これを簡単にする提案も国際ロボット展(iREX)の会場には多かった。アプローチは多彩で各社各様だ。国際ロボット展の展示リポートvol.20では、システムの立ち上げを簡単にするソリューションを紹介する。
スイスの大手ロボットメーカーのABBは1月11日、自律走行型搬送ロボット(AMR)向けのナビゲーション技術を開発するスイスの新興企業Sevensense(セブンセンス)を買収したと発表した。
産業用ロボットは、各種付属品や周辺機器で機能の付与や拡張が可能だ。センサーやハンドチェンジャー、昇降軸など、ロボットの機能を拡張できる製品は多岐にわたる。国際ロボット展(iREX)の展示リポートのvol.19では、会場で見つけた多様な付属品・周辺機器を紹介する。
プラスチック部品を製造する国盛化学(愛知県小牧市、塩谷陽一社長)は2023年12月22日、センチュリーイノベーション(東京都中央区、浅霧敦生社長)製の小型低圧成形機と、樹脂型を製作できる安田工業(岡山県里庄町、安田拓人社長)製の切削加工機「Labonos (ラボノス)」を導入したと発表した。
米国に本社を置く研磨材メーカー3Mの日本法人スリーエムジャパン(東京都品川区、伊藤誠社長)は1月15日、工業用研磨材の新ブランド「3Mキュービトロン3」を発売した。従来の一般的な製品と比べて約3倍の寿命で、「自動化に最適な製品。研磨材の交換頻度を大幅に減らせ、さらにロボットによる高荷重研磨なら生産性が非常に高い」と研磨材製品事業部の奥田倫敬事業部長は話す。
日本ロボット工業会(会長・山口賢治ファナック社長兼最高経営責任者)、日本ロボットシステムインテグレータ協会(会長・久保田和雄三明機工社長)、製造科学技術センター(理事長・加賀邦彦 三菱電機取締役代表執行役・専務執行役)の3団体は1月12日、都内ホテルで「ロボット関連三団体 年始会」を開催した。
近年大きなトレンドとなっているのが、安全柵なしで人と同じ空間で稼働できる協働ロボットだ。vol.4のDobot Robotics(ドゥーボットロボティクス)やvol.13のユニバーサルロボットなど、これまでも海外の協働ロボットメーカーを取り上げてきたが、その他にも海外の協働ロボットメーカーの出展は目立った。