西日本最大級の物流見本市、過去最大規模で開催【前編】/第5回関西物流展
過去最大規模で開催
関西物流展は関西地方で最大規模の物流業界の見本市だ。5回目となる今回展には376社が出展し、小間数は1046小間と過去最大規模での開催となった。会期3日間の来場者数は2万3925人と、こちらも過去最高を記録した。
関西物流展実行委員会の谷哲也実行委員長は主催者を代表して「2024年問題は連日メディアで取り上げられるほど大きなトピックになっている。物流業界に対する世間の関心は高まっており、今回展は過去最大規模での開催となった。課題は山積みだが、関西物流展がそれを解決するための一助になれば」と意気込んだ。
2024年問題とは、今年4月からトラックドライバーなどの時間外労働が年間960時間に制限されたことで生じる諸問題の総称。年度が変わり、ついにその渦中に入ったこともあり、荷さばきの高効率化でトラックドライバーの待機時間の削減を提案する企業が目立った。