立体構造の柔軟指でリブがある通い箱を把持/KiQ Robotics
北九州高等専門学校発スタートアップ企業のKiQ Robotics(キックロボティクス、北九州市⼩倉北区、滝本隆社長)は9月22日、パレタイズ・デパレタイズ用ロボットシステムを想定した軟らかい樹脂製の「柔軟指」を開発したと発表した。
生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン
RECENT POSTS
北九州高等専門学校発スタートアップ企業のKiQ Robotics(キックロボティクス、北九州市⼩倉北区、滝本隆社長)は9月22日、パレタイズ・デパレタイズ用ロボットシステムを想定した軟らかい樹脂製の「柔軟指」を開発したと発表した。
協働ロボットや教育用ロボットなどを販売するGRIPS(グリプス、千葉県流山市、森田康社長)は9月26日、研究室や臨床現場で試料などを一定量吐出する分注作業を自動化するロボットシステムの開発に着手したと発表した。
ゼアーレボ(東京都港区、黒土浩太郎社長)は、協働ロボットを活用した自動化システムの設計などを手がける。今年6月、港区虎ノ門にショールーム「未来ファクトリー」を開設した。多くの人々が行き交うビジネス街で、ロボットの自動化システムを誰でも見られる貴重な場所だ。黒土社長は「子どもたちやこれまで製造業に縁遠かった人たちも、ロボットを身近に感じられる場所にしたい」と語る。
9月13日~15日に、関東各地で製造業向けの複数の展示会が開催された。人手不足が進む製造業向けに、産業用ロボットを使った自動化提案が目立った。プログラム作成などが不要で、ロボットの初心者でも簡単に扱えるようなシステムを提案をする企業が多かった。特に、機械に加工などの対象物(ワーク)を付け外しするマシンテンディングや、ワークをつかんで動かすハンドリング技術に注目が集まった。
産業機械メーカーのスギノマシン(富山県滑川市、杉野良暁社長)は9月20日、「SELFEEDER DUO(セルフィーダデュオ)」の自動工具交換オプションを発売した。セルフィーダデュオは、汎用性の高いドリリング・タッピングユニットだ。ロボットアームなどと組み合わせると、穴開け加工や穴にねじ溝を刻むタップ加工などを自動化できる。従来は人手で工具交換する必要があったが、新たに自動工具交換装置(ATC)オプションを開発した。
日本ロボット学会は9月11日~14日の4日間、仙台市内の仙台国際センターで「第41回日本ロボット学会学術講演会(RSJ2023)」を開いた。初日はA~Fの6会場に分かれて「オープンフォーラム」を開催。2日目以降はA~Lの12会場に分かれて「オーラルセッション」などを行った。日頃の研究成果の発表に加え、「サステナブルな社会の構築・発展に貢献するロボット技術」をスローガンにさまざまなプログラムを実施した。
工作機械メーカーの中村留精密工業(石川県白山市、中村匠吾社長)は9月14日、複合加工機の機内で加工品の供給や取り出しを自動化する「コンパクトローダーservo(サーボ)」を発売した。同社の複合加工機「MX-100」に搭載できる。高さがMX-100の標準機と変わらないため、天井の高さに制限のある現場でも導入しやすい。
9月13日~15日、東京都江東区の東京ビッグサイトで物流関連の専門展「国際物流総合展2023(第3回INNOVATION EXPO〈イノベーションエキスポ〉)」が開催された。401社が出展し、3日間で合計4万4640人が来場した。
ノルウェーに本社を置くオートストアの日本法人、オートストアシステム(東京都港区、安高真之社長)はこのほど、東京都港区に事務所を移転した。9月12日には新事務所で開所式を開催した。ノルウェー本社やノルウェー大使館、販売を手掛けるパートナー企業などから約50人が出席して開所を祝った。安高社長は「日本市場でも順調に規模拡大して、旧事務所は手狭だった。3倍ほどの大きさとなった新事務所も、また手狭にするくらいの勢いでさらなる拡大を狙いたい」と、笑いを交えながら意気込んだ。
日本ロボットシステムインテグレータ協会が「ロボットSIステップアップ講座」を新設した。ロボットのシステムインテグレーション(SI)の基礎を学べる同協会の講座「ロボットSI基礎講座」の次のステップに位置づけられる中級者向けの講座で、「自動化技術講座」と「セーフティアセッサ講座」の2講座を用意した。