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2021.06.04

物流拠点でAI搭載ロボットシステムが稼働/ニチレイロジグループ

 ニチレイロジグループ本社(東京都中央区、梅澤一彦社長)は5月31日、グループ会社ロジスティク・ネットワーク(東京都中央区、盛合洋行社長)の新潟江南物流センター(新潟市)で、人工知能(AI)を搭載したロボット・デパレタイズ・システムを稼働したと発表した。システムを提供したのはMujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者)とオークラ輸送機。
 
 同システムでは、食品物流の仕分け工程でパレット(荷役台)に積載した食品や飲料などのケースをコンベヤーへ投入するデパレタイズ作業を、ムジンのロボットを使い自動化した。
 ムジンとオークラ輸送機でパレットコンベヤーの敷設方法を検討し、パレットがロボットの架台下を通過するレイアウトを考案。設置スペースを最小限に抑え、省スペース化を実現した。
 ロボットに搭載したAIが軌道や動作速度を最適に調整するため、特殊な設定などを必要とせず柔軟に稼働させられる。

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