5Gで約1万kmをつなぐ! コボッタを遠隔操作しテープカット/名古屋市、イタリア・トリノ市
目玉の一つは、デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、相良隆義社長)の小型協働ロボット「COBOTTA(コボッタ)」を使ったテープカット。名古屋市とトリノ市の会場にそれぞれコボッタを配置し、名古屋市側のコボッタでトリノ市側のコボッタを遠隔操作する仕組みだ。コボッタがテープをしっかりと切れるよう、同社はモーターと丸のこ状の刃を備えたハンドを製作して搭載したという。
名古屋商工会議所の山本亜土会頭(名古屋鉄道相談役)がコボッタを操作してテープを切ると、5Gネットワークを介してトリノ側のコボッタもほぼ同時にテープカットに成功。両都市の会場は大いに盛り上がった。
山本会頭は「ロボットによる遠隔でのテープカットや、5Gネットワークを活用した極めて鮮明な映像伝達など、お互いがまるでその場にいるかのように感じる」と述べた。
この他、イベントでは名古屋市やトリノ市で活躍する音楽家らによるコラボレーション演奏なども披露された。
(ロボットダイジェスト編集部 桑崎厚史)