[活躍するロボジョvol.13]産業集積地で奮闘するテックウーマン/山善 石橋和さん
産業集積地ならではの特徴
コロナ流行の渦中で入社
「大学では経済学部でマーケティングを専攻したため、入社するまでロボットの知識は全くありませんでした」と話す。ロボットに触れる機会はなかったが、この道に至るきっかけはあった。「講義で将来性の高い業界で働く重要性を学ぶ機会があり、該当する業界を調べる中でロボット業界と出会いました」と振り返る。
石橋さんが山善に入社したのは2020年4月。約2カ月の研修を経て自動化設備の拡販を担うFAE(ファクトリー・オートメーション・アンド・エンジニアリング)支社(現TFS支社)に配属となった。「大学生時代に学園祭の実行委員をしており、人と話すことや企画の提案に楽しみを感じたため、営業を志望しました」と話す。
しかし、入社当時は新型コロナウイルス禍の真っただ中。緊急事態宣言が発令されており、客先へ訪問する営業活動ができなかった。コロナ禍で身動きが取れない期間は、テックウーマンの一員として動画投稿サイトユーチューブの動画や、ウェブセミナーを企画し、製品のPR活動に励んだ。他にも、ロボットに関するウェブセミナーや展示会に積極的に参加し、情報収集や周辺機器メーカー、ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)との関係性の構築に努めた。